発達障害(ADHD)の悩みと対処法〜応用編その5

発達障害との共存

”発達障害との共生”
わたしのモットーです。

ここでは具体的な悩みに対する対処法について綴っております。
とはいっても、発達障害と上手く付き合い、問題を上手く逃す方法に焦点を当てております。

発達障害を障害として捉えるのでなく、特性として共存していこうという考えに至った経緯については別の記事に記載しておりますので、一読頂けたら幸いです♪

発達障害(ADHD)の悩みと対処法〜導入編
発達障害と共存していくことに決めた経緯ついて綴っております。

整理整頓が苦手

デスクの上がいつも書類やファイルが乗っかっていてカオス状態💦
整理整頓が苦手なADHDの方は多いと思います!

ギフケン
ギフケン

まぁ、どのに何があるか大体わかってるから困らないんだよね〜〜

一見すると散らかっている机や部屋でも大体どこに何があるかを把握している方は多く、それほど困ってない場合もあるでしょう。

ただこの『大体把握している』っていう状態が厄介なのです!
・探すのに時間がかかり作業効率が落ちる。
・見当違いで実際は記憶とは違う場所にあったりする。

また周りの目が気になりますよね💦

そもそも整理整頓って何でしょうか。
簡単にいうと以下の通りです。

・整理:いるもの/いらないものを分けて、いらないものを処分すること
・整頓:必要なものをすぐ使えるように配置すること

わたしの経験上、机の上や部屋が散らかってしまうのは以下の心理が働いた結果です!

散らかってしまう心理 ・後で使うからそのまま放置(→結局、使わない)
・いるもの/いらないものを分類するのが面倒くさい
・そもそも散らかっていることが気にならない

ギフケン
ギフケン

すぐ使うから、手元に置いておいきたい。
1度片付けると都度取り出すのが面倒くさいし!

人間不思議なもので、散らかっている状態に見慣れてくると気にならなくなります💧
環境適応ってヤツですね、、、、

整理整頓が苦手な方にとって一番のネックは、いるもの/いらないものを分類する所ではないでしょうか。逆にいえば、分類さえできてしまえばあとは配置したり処分したりするだけで済みます。

整理整頓が苦手な方への対処法は、

対処法 整理の判断基準と処置を明確に決めておく

整理を始める前に、いるもの/いらないものの判断基準を最初に明確に決めておきましょう!
ポイントとして基準は極力簡単な方が判断に困らなくて良いです。
【例】
・毎日使用しているもの→とりあえずそのまま出しておく
・1ヶ月間使用していない→すぐ取り出せるよう位置にケースへしまう
・1年間使用していない→処分対象とし箱に収納して仮保管する
・2年間使用していない→上記の処分対象を本格的に廃棄する

1度方向が決まるとそこへ突き進むのはADHDの得意分野です✨
上記のように判断基準を決めてしまえば、片付け上手になるでしょう!

先延ばしにしてしまう

デスクの上が書類で散らかっていることに関して、原因として考えられることがもう1つあります。

デスク上が散らかっているのは書類のファイリングを先延ばしにしてしまった結果です。

では、先延ばしにしてしまうのはなぜでしょうか。

先延ばしにしてしまう心理 ・その行為自体が面倒くさいと感じている

そうです、ファイリングって結構面倒くさいですよね💧
・書類をホッチキスで纏める
・ファイリング用の穴を開ける
・分類する/タグをつける
・ファイリングする

ファイリングするだけでも、少なくとも4つの工程をクリアしないといけません!

ギフケン
ギフケン

ファイリングしたいだけなのに、手間がかかって面倒くさい〜〜〜

では先延ばしにしてしまう対処法は以下のように考えられます。

対処法 面倒くさい部分を排除しよう

ファイリングの面倒くさい点は、「使用する道具の多さ」と「工程数の多さ」だと感じています。(ホッチキス、穴あけパンチ、ラベルシールなどなど)

使用する道具の数は工程数に比例するので、工程数を減らすことを考えましょう!

例えば、以下の道具は穴あけと書類(10枚程度)綴りが一度に出来ます✨


工程数が1つでも減ると大分面倒くささが軽減できますよ♪
ちなみにホッチキス(針)を使わないので、処分時にそのままシュレッダにかけられますv

最後に極論です!
書類関連の話ではパーパーレス化をどんどん推進しましょう!

デジタル化すると書類(紙)に比べて、工程数どころか保管する占有スペースも整理整頓する時間、書類を探す時間や処分する時間も節約できますよ。

注意力が散漫になる

ADHDの特徴として1つのことに過集中になる点が挙げられますが、何かの拍子で集中が切れてしまうと今度はそっちに注意が行ってしまいます。

対処法 一つの事に集中したいと周りにあらかじめ公言しておく

ギフケン
ギフケン

集中したいから、邪魔しないでね〜〜

こればかりは、自分だけの努力ではどうにもなりません。

社会人はマルチタスクでこなすのが基本ですので、こんな発言をすると使えない奴というレッテルを貼られてしまいそうですが、あれもこれもと手をつけた結果、どれも上手くいかず失敗するよりは何百倍もマシです。

これは自分への防衛でもあります。

可能であれば、仕事に超集中したい時は1人になれるスペースを見つけると良いです。

製造業にいた頃は自分のデスクではなく実験室に篭ってデータをまとめたり、現職の介護施設では会議室を占有して資料作成したり。

こうすると、ほぼ邪魔が入らないので安心して作業に集中できます。

余談ですが、ADHDにとって電話は強敵ですね💧
電話が鳴ると、こちらの都合に関係なく集中力をぶった切ってくるので💦
出来るだけメールのやり取り重視にしてもらって、電話がいらない環境を築くように努めましょう!

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