「会話が噛み合わない」と感じたときの対処法

発達障害との共存

学校の友人や職場の同僚と話をしていて困ったことはないですか?
自分でも「あれ?」ってなる不思議な感覚・・・・

ちょっとした一言の発言で
「相手を苛立てせてしまった」
「場を白けさせてしまった」

などなど

ADHD(グレー)の筆者もそうでした。
上手く会話の場に馴染めず、1人浮いていたこともあります。

良好な人間関係を築くには会話を円滑に進めることがとても大切です!

逆言えば、会話の進行を妨げる行為は相手に嫌われてしまいます・・・
余談ですが、わたしと同種属の友人は”ミスター・ストッパー”というあだ名を貰っていました💧

筆者も友人も全く悪気があるわけではないだけに、どのような言動が会話の妨げになるのか自分では気づきにくいものです。

会話で困る場面は多様にあると思いますが、この記事では「会話が噛み合わない」と感じた場合の原因と対処法について書かれています。

参考にしてみてください☆

★噛み合わない事例

相手と会話していて「どうも、お互いが噛み合わないな」と思うシーンがあると思います。

1つの例を使って分析していきましょう♪

 Aさん:「明日のデート、雨予報に変わったらしいけど、どうする?」
 Bさん:「それじゃ、傘を持っていかなきゃね」
 Aさん:「あ、うん… でね、(云々」

上記の例では、Aさんの質問に対しBさんの返答には少し違和感を感じますね。
(完全な間違いとは言い切れませんが・・・)

Aさんの意図としてはおそらくBさんに相談したかったとのだと思います。
「雨天でもデートを決行するのか」、「雨天になってもプランは変更してくてよいのか」など

Aさんの質問に対してBさんが的確な回答をしなかった結果、Aさんが少し困惑したことになりました… 

Aさんにとって、Bさんの反応が期待していたものと違っていたのです。

では、なぜBさんはAさんの期待に応えられなかったのでしょうか。
そして2人の間に生じたズレの原因はなんでしょうか。

★噛み合わない原因

2人の間に生じたズレ(違和感)の正体をみていきましょう!

 Aさん:「明日のデート、雨予報に変わったらしいけど、どうする?」
 Bさん:「それじゃ、傘を持っていかなきゃね」

結論から言えば、2人のズレは「情報の捉え方の違い」によって生まれました

「明日は雨」という情報に対して、2人は以下のように捉えています。

捉え方の違い

Aさん:「デートの決行or中止、プラン変更」など雨天の行動について
Bさん:「雨への準備」など雨天の対策について

Aさんは「行動について」、Bさんは「対策について」捉えています。

このように情報の捉え方の違いにより2人の頭の中では最初からズレが生じているのです!
このズレたまま発話(会話)することで”話が噛み合わない”状態に発展します💧

ここでもう少し深掘りしてみましょう!
では、Bさんは「雨の対策」をなぜ最初に捉えたのでしょうか

その原因は、もしかしたらBさんの心内では”デートすることは既に決まっている(プランの変更もなし)”と思っていたからかもしれません。(思い込み)

相手の意図を理解する上で”思い込み”はとても危険な要素です!

Bさんは相手の意図(雨天の行動について相談したい)より、自分の考えを優先させてしまったのです…

会話が噛み合わない原因

・相手の意図を理解していない
・自分の”思い込み”が優先になっている

余談ですが、筆者はADHD(グレー)です。
発達障害(ADHD)は一種の独特な考え方のクセがあるそうです💧
思い込みが強く、誰かに指摘されるまでは自分の間違いに気づきにくい…
これに加えて衝動性という特性が加わり、思ったことを直ぐポンッと口に出してしまうところがあります。(厄介ですね・・・

★噛み合うための方法

では、相手の意図を汲み取るためにはどうしたらよいでしょうか。
ここからはBさんの立場(質問を受けた側になって読み進めて下さい。

個人的な体験から以下のポイントを抑えるだけでだいぶ改善されますよ♪

会話が噛み合うための方法

STEP1:
”誰が”、”何を”、”どうしたいか”(どうして欲しいか)を整理する
STEP2:
足らない情報を補足し、余計な情報を捨てる
STEP3:
衝動性を抑えて、ひと呼吸してから発言する 

STEP1:「誰が、何を、どうやって」などの情報を整理しましょう。
言い換えれば、”空気(会話の流れ)”を感じ取るのです。

ここで今回のAさんの発言をもう一度みてみましょう。

Aさん:「明日のデート、雨予報に変わったらしいけど、どうする?」

”何を”=「明日のデート」
”どうやって”=「どうする?」

今回の例では、”どうやって”の部分が質問型であり、相手(Aさん)が相談したがっている内容だと感じ取れます。

STEP2:必要に応じて”足らない情報”と”余計な情報”を見極めてください。

”誰が”=足らない情報ですね。
足らない情報は補足しましょう!
もちろん、「誰が」とは会話の中心にいる自分たち(AさんとBさん)のことであるとわかります。

また、会話の中で「雨予報に変わったらしいけど」という部分は説明的な部分です。
大切な情報ですが、本筋とは少し違います。

このように情報を整理し、”足らない情報”と”余計な情報”を分析することで相手の意図が見えてきましたね♪

結局、Aさんは「明日のデートどうする?」と聞いているのです。

ここまで来れば、Bさんの返答する内容は絞れてきます。
「デートを決行するのか」、「プランを変更するのか」など。
少なくとも「傘を持っていかなきゃ」という回答がはじめに来ることにはならないと思います。

STEP3:1点付け加えるなら、発言する前にひと呼吸しましょう!

特に、筆者と同様にADHDの方は衝動性が強いので思ったことを直ぐ口に出してしまいます
会話の中では衝動性はグッと抑えてください💧

”ひと呼吸する”、それだけでも冷静さを取り戻せる機会を掴めます✨
その結果、相手の意図を正しく感じ取れたかどうか考える時間が生まれますよ👍

★まとめ

会話で噛み合わないときは、「相手の意図を汲み取れていない」、「自分の思い込みを優先している」場合がほどんどです。

対処法は
・誰が、何を、どうしたいか(どうして欲しいか)の情報を整理する
・必要に応じて会話の内容を補足したり、カットしたりする
・発言の前は一呼吸置いてからにする

ただし注意点があります!
会話は常に流れているので、上記のことをやろうとすると始めは会話に置いていかれることもあります。。。

ただ会話も筋力トレーニングと同じで、負荷を掛けて鍛えることで成長していきます✨

会話の中へ意識的に身を投じて脳や耳に負荷をかけることで、”聞く力”や”感じ取る力”が少しづ付いてくるはずです。

なので、普段の会話の中で意識的にトレーニングしてみてくださいね。

筆者もまだまだ怪しいところもありますが、日々鍛えております。

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