発達障害(ADHD)の筆者が語る会話の理解力を上げる5つの方法

発達障害との共存

仕事やプライベートにおいて「相手の話が理解できない」って感じたことはないでしょうか。

筆者もそんな経験があります。

ギフケン
ギフケン

え、ちょ待っ、
なに言っちゃてるの???

会話は常に一方向に流れていくもので、戻ることはできません。
(聞き返すことはできますが、気が引けますよね、、、、)

そう、会話は流れについていけないと置いていかれるのです💧

ネット動画みたいに、自分の都合で”もう一度再生”や”一時停止”、”再生速度の変更(ゆっくり)”ができればいいですけどね。。。

一般的に「相手の話が理解できない」=理解力が足らない
という図式が連想されるのではないでしょうか。

筆者もそのように捉えています。

では、なぜ理解力が足らないのか。理解力を付けるにはどうすれば良いのか。

この記事は、ADHD(グレー)を持つ筆者の体験をもとに、「会話が理解できない」と悩んでいる方に向けに書きました。

同じ悩みを抱える方の参考になれば幸いです♪

★理解力とは

そもそも「理解力」とはなんでしょうか。
辞書的な意味合いは置いておいて、筆者は以下のように考えています。

理解力:ものごとの状況を的確に理解して行動に移す能力

例えば、相手の言ったことや望むことを理解し行動する。
理解力が高いほど、良好な人間関係の形成や相手と円滑にものごとを進めることができるようになります。

ところで、自分が理解力があるのか、ないのか判断できますか。
おそらく自分で判断するのはなかなか難しいと思います。

なぜなら、理解力は相手の存在があってはじめて評価されるものだからです。

お、君わかってるね〜〜

とか

うちの職場に話が通じない人がいてさ〜

このように理解力があれば褒められるし、なければ愚痴のネタにされるのです・・・・

理解力がないと、
・相手から言われたことが行動に移せない
・同じことを何度も聞き返してしまう
・同じミスを繰り返してしまう
など、色々と弊害が生じます。

弊害があっても、自分1人でやっていく分には特に困ることはないでしょう。

しかし、人間は少なからずコミュニティを持っています。
そのコミュニティの中では理解力があった方が断然お得のはずです。

また、相手と良好な関係を築くことは自己を成長させるチャンスにつながります。
仕事の面でいえば、理解力のある人ほど新しい仕事を任せてもらえるチャンスを貰えますよねv

理解力が足らないデメリット

・会話中に相手を不快にさせてしまう
・成長のチャンスを逃す

★理解力がない人の特徴

相手に「理解力が足らない」と思わせる原因はなんでしょうか。

筆者も理解力が高い訳ではありません。
なので、自分の特徴を見つめてみると自ずと答えに辿り着きます!

理解力が足らない人の特徴

・知識不足
・なんでも我流でやろうとする
・余裕がない
・自己完結型

知識不足:
そもそも相手と話すレベルに釣り合うだけの知識がない場合があります。
例えばバリバリ理系出身の人が、いきなり古典文学の話を聞いてもチンプンカンプンなることでしょう。。。

自分の中に浸透してない話は「え!それ、どうゆうこと」って心の中で呟くこと数回、、、

しかし、文学が描かれた時代背景や筆者の性格などの前知識を自分の中に入れておくと、話の内容を理解する手助けになります。

なんでも我流でやろうとする:
相手が「こうした方がいいよ」ってアドバイスをくれたとしても、「いやいや、自分はこうだから」と言って頑なに我流を貫き通そうとする場合です。

自分を信じてやり抜くことはとても大事です。ですが、時として間違った方向に向かっていることに気づかず、膨大な時間を無駄にしてしまうことがあります。

また、我流でやるということは最初から相手の話に聞く耳を持たないという状態です。そのような態度は「相手の話が理解できない」以前の問題で、相手としっかり向き合っていないのです。

余裕がない:
目の前のことで精一杯になっている場合です。時間的、精神的に余裕がない=キャパオーバーな状態は、外部からの情報(相手の話)が入りにくく、また理解力が低下する傾向にあります。

自己完結型:
全てのことを自分で完結しようとしている場合です。

「全部、自分1人で十分だ」と信じている状態は、自分の中に”相手”がいないので、相手を理解する能力が必要ありません。また相手の意見や話を受け入れる状態にもありません…

自己完結のクセがある方は理解する相手がいないため、理解力を育てる訓練をしておらず、いざ”相手”が現れたときに苦労するのです。

★理解力を上げる方法

上述では、筆者の特徴から理解力が足らない原因を探ってみました。

では、実際にどうすれば理解力のアップにつながるのでしょうか。
筆者の経験から、理解力を上げる5つ方法を紹介します♪

理解力をアップさせる方法

・知識量を増やす
・疑問に感じたこと/わからないことをすぐ調べる

・余裕をつくる
・話の内容を文章化する(メモ)
・聴く力を上げる

知識量を増やす:
読書をしましょう! ジャンルはなんでも良いと思います。
ビジネス、自己啓発、漫画など、、、

本を読むと、語彙力や言い回しが自分の中にどんどんインストールされます。

ポイントは出来るだけ速く読んで一発で理解することです。
会話が一方向に流ていくのと同様に、読み返しは禁止ですよv

読み返し禁止ルールは程よい緊張感を持って読書に臨めるので、理解力(読解力)の鍛錬になります👍

疑問に感じたこと/わからないことをすぐ調べる
普段の生活の中で疑問に感じたことをすぐに調べるクセをつけましょう。
友達が話していた話題、テレビの出演者が話していたネタ、など気になったことなど、、、
幸い今は、ネットで大概のことはすぐにわかりますv

すぐ調べるクセをつけておくと、会話する中でわからないことが出てきてもその場で聞いたり調べたり、わからないなりに何らかの行動ができるようになります。

わからないことをそのまま放置していることが問題なのです!

余裕をつくる
余裕がない方は大概、時間に追われていることがほとんどだと思います。

時間の余裕=心の余裕

ルーティンワークばかりに追われていて、新しいことに手がつかない状態ではいつまで経っても自分の成長には繋がりません。

余裕を持つための方策を考えましょう!

ルーティーンワークで手一杯であれば、まずは効率化・自動化を考えてみましょう♪
例えば、PC作業であればexcelのマクロ化、プログラミングなど

あと、余裕をつくる上で欠かせないのは「頼れる人」の存在です!
気軽に相談できる人、困ったときに助けを求められる人を持つとそれだけで心の余裕が生まれます。

是非、頼れる存在を見つけてください!

話の内容を文章化する(メモ)
小学校の頃、授業で喋っている先生の話は理解できないが、教科書を読むと理解できることが多々ありました💧

文章は視覚的な情報により、自分の都合で何度も読み返せるので理解が進むのです。

また文章を声に出して読むことで聴覚的な刺激も加わり、自分の中に話の内容を落とし込むことができます。

文章化(メモ)をするという作業は、相手の話を聴く意識が持てるので効果は高いです。

ちなみに「聴」という漢字は、”目と心を十分に持って耳を傾ける”という意味から来ているそうです✨

聴く力を上げる
理解力を上げるには聴く力も必要になります!
会話は常に一方向に流れていくので、流れに乗っからないといけません。

流れについていくには会話の速さに慣れることが大切です。

トレーニング方法としては、以下をオススメします。

Youtubeなどよく見る動画コンテツの再生速度を上げる。(2倍速)
興味のあるコンテツで構いません。

再生速度を2倍にして聞いていると、普段の会話のスピードはゆっくりに聞こえるはずです。スピードに慣れてしまえば聴くこと自体は余力があるので、純粋に内容だけに集中できるようになります。

★まとめ

「会話が理解できない」場合の原因と対策についてみてきました。
・知識をつける
・わからないことはすぐ調べる
など、努力は確かに必要です。

しかし、大事なのは「相手の話をしっかり聴こうとする態度」だと思います。

筆者も元々は自己完結が強い人間で、自分の中に”相手”はいませんでした。
相手がいないので、相手を理解する必要性を感じず、理解力を鍛えてこなかった歴史があります。

なので「相手の会話が理解できない」とお悩みの方は、相手の話を聴く姿勢をしっかり持てているかどうか、今一度確認してみてください。

繰り返しますが、”聴く”=「目と心を十分に持って耳を傾ける」ということです。

聴くためには以下3つの力が必要になります。
・メモする
・余裕も持つ
・聴く力を上げる

ぜひ、トレーニングして理解力を上げていきましょう♪

筆者も精進して参ります✨

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