2025年には国内で65歳以上の高齢者が占める割合は30%に達するんだとか・・・・
超高齢社会ですね💦
高齢の方を介護する際に施設に預ける方法はあるんですが、経済的な事情等でご自宅(在宅)で介護されるご家族様もまだまだ多くいらっしゃいます
それに比例して、介護疲れやストレスに悩んでいる方も急増しているとニュースで聞くことが増えてきましたね・・・
介護に疲れちゃったなぁ・・・
みんなどうやってストレス解消してるのかしら?
この記事では、そんな介護疲れやストレスを軽減させる方法について解説しています✏️
皆さまの参考になれば幸いです⭐️
★ストレスと介護疲れの正体
介護によるストレスや疲れを減らすにはその原因を知ることが大切ですね!
原因が分かればそれを取り除くための対策も見えてきますので、一緒にみていきましょう♪
ストレスの原因
ストレスを感じる場面は多々あると思いますが、その根本的な理由として自分の思い通りにことが運ばないことがあるハズ!
相手に対して「こうして欲しい」と思っていても、認知症の方の場合は中々そう上手くはいきません💦
「なんでしっかりやってくれないの!」
「時間ないんだから!!」
心のどこかでは「相手は悪くないのに」と反省していても、思い通りにならないと、心の余裕がなくなってしまって負の感情がどんどん生まれてしましますよね…
また相談相手がいない方には多いですが、「自分がやらねば!」って自分を追い込みすぎているケースもよく見られます。
介護には適切な技術が必要ですが、分からなないまま”なんとなく”やってしまうと、介助者にとって心身の負担は大きくなります!
疲労の正体
介護における疲労の正体は3種類ほどある考えられます✏️
介護されている方の疲労はどれか1つということはなく、ほぼ全てに該当すると思いますのでこの疲労の正体をしっかり把握しておきましょう!
身体的な疲労
介護する方にとって、これが一番ウェイトを占めていることでしょう✏️
更衣や食事、入浴、排泄など日常生活において無意識にやっていることでも、他の人の介助となると別世界です!
1日に何度も相手の体を支えたりするので、体力を消費するだけでなく腰を痛めてしまう方も後を立ちません💦
また散歩や通院への付き添いや夜中の排泄介助など、介護は終日あるので十分な休息や睡眠が取れず、慢性的な疲労を感じる方も多くいらっしゃいます
考えてみれば、自分の生活に加えて他の人の身の回りのお世話が入ってくるので、当然の結果ですよね・・・
精神的な疲労
在宅介護の場合、介助者は必然的に要介護者と接する時間が増えます⏰
ときには自分のプライベートや睡眠時間を削ってまで、介護に当たることもあるでしょう💧
そうした環境下に長いこといると、人間関係の疲れやストレスを感じやすくなります
また在宅介護という閉じた世界にいることで、孤立感を感じ 「なんで自分だけが!友達は好きなように遊びに行っているのに」など負の感情に囚われてしまいます。
認知症対応による疲労
相手が認知症だと、より一層疲労が蓄積されやすくなります!
失禁や介助者への暴力・暴言、もの盗られ妄想など、予測できない言動に介助者側も混乱してしまい、とても対応できないという事態が日々起こります💦
また認知症の方の生活リズムは不安定で夜中に起きて活動を始めたりと、介助対応は一筋縄では行きません・・・
経済的な疲れ
介護サービスの利用では、保険の適用があって自己負担額でも1割で済みます。
しかし、おむつ代やデイサービでの食事代など、日常生活にかかる費用には介護保険適用外で、全額が自己負担なんですよね💧
在宅介護されている方の中には、介護のために休職や離職して収入がガクンと下がったという話もよく聞きます💦
お金に余力がなくなると、介護以外の不安要素を抱えることになり辛いですよね・・・
★引き起こされる弊害
よくニュースや新聞で、”介護虐待”が取り上げられていますが、その背景にあるのは介護による疲れやストレスの積み重ねではないでしょうか。
虐待も、要介護者への当て付けだけでなく、介助者自身も気づいていない場合もあるようで怖いですね💦
介助者は昼夜問わずに日々介護で気が抜けない状態が続き、慢性的な疲労や不眠に苛まれることがあります!
また介護に専念することにより、家から出られないために気分転換が行えず、ストレスからうつ状態になる場合も多くあるようです💧
”介護うつ”により、自分の生活すらできなくなってしまう懸念があり、介護によるストレスや疲労の解消は必要不可欠なんです!
★疲れを減らす方法
介護疲労を減らすポイントをいくつか紹介します!
これを知っていると、身体的な負担は格段に減るのでぜひ参考にしてください♪
介護スキルを身につける
なんといってもコレは大事!
「介護 初任者研修」など外部の研修を受講すると、食事や排泄介助など基本的な動作を教えてくれます✏️
何より、体の使い方(ボディ・メカニクス)が上手くなることで、身体的負担が格段に下がり腰を痛めるなんてこともなくなります!
身体は資本!!
ぜひ介護スキルを身につけましょう
講習費用はちょっとお高いですが、今はYoutubeなど介護に関する動画が多数あるので、それで学ぶのもアリですよ〜
介護サービスの利用
訪問介護・訪問入浴介護などを利用すれば、食事介助、排泄介助、入浴介助などを基本的な介護はしてもらえます。
またデイサービス、ショートステイなどを利用することで、介助者にとっては”つかぬまの休息”となります☺️
このように外部機関に頼ることは、「家族ができることは自分たちで」「負担が大きい、難しい部分は専門家に任せる」と介護の区別が明確になり、心身の負担が軽くなるハズです!
相談相手を見つける
すぐに相談できる相手がいるかどうかは、精神的に大分変わってくることでしょう!
相談相手は「専門知識を持つ人」や「同じような境遇を経験した人」が適切です✋
オススメはケアマネージャー。
介護のプロであり守秘義務がありますので、相談相手にはうってつけの人です✨
また認知症など何らかの症状を抱えられている場合は主治医への相談も効果的ですよ!
★ストレスを減らすポイント
介護におけるストレスを減らすポイントをいくつか紹介します!
介護は長く続くのでぜひ参考にしてくださいね〜v
頑張りすぎない
介護はマラソンと同様にペース配分が重要だと思ってます!
常に全力で走り続けたら、スタミナが切れてゴールに到着できないどころか、靭帯損傷の可能性だってありますよね💦
熱心に介護されることは素敵ですが、疲労やストレスにより虐待やネグレクトに舵取りしてしまっては元も子もないありません!
最後まで適切にやり切ることを意識し、家族の協力や介護サービスを利用するなど、誰かの手を借りて助けてもらう方法があることを頭の片隅に置いておきましょう✋
弱音を吐く
身内に認知症の方がいるのを恥ずかしく感じる方も多いようで、周りの人に愚痴をこぼせないという話を聞いたことがあります💦
また「身内ごとに他人を巻き込みたくない」という気持ちあるでしょう!
でも今はインターネットによって、介護専門の相談屋さんやSNSなどで親身になって悩みや相談に応じてくれる方や同じような境遇仲間が見つけやすくなった時代です。
自分一人でため込まず、交流の場で愚痴をこぼすと、心の冷静さを取り戻せたり、アドバイスを受け取れたりするので活用して頂きたいです✨
他人と比べない
認知症の進行ペースや症状は人それぞれです。
ストレス状態が長引くと心に余裕がなくなって、「なんで自分だけが!」という負の感情が出やすくなりますが、これも介護経験の1つと捉え、要介護者にあった自分らしい介護をしようという気持ちを意識しましょう!
後悔しないように
認知症の方は確かに症状が進行して行きますが、身体機能の低下などにより徐々に寝たきりになり、介護負担はピークを越えて徐々に減ってきます。
また介護経験のある方はあるあるですが、要介護者がお亡くなりになったとき「もっとあぁしていれば良かったなぁ・・・」って後悔することがあります💧
”その方の終わり”が来たときに、介助者が後悔しないように1日1日を大切にしよう!っていう気持ちがあると、介護の精神的負担が少しは楽になるのではないでしょうか。
★まとめ
この記事では在宅介護される方に向けて書いてありますが、ご家族にとっては負担が大きのも事実ですが、 要介護者も介護者もお互いが元気で暮らせることを一番に考えましょう!
特に認知症の方の介護は、心身ともに負担が掛かってストレスや疲労を抱えやすくなります。
「家族の介護だから〜」という考えから自分たちだけで背負い込むのは間違いで、介護は一人でやるものではなく、家族全員で支え合いながら行うことが理想形態です。
しかし、家庭の事情で役割分担が上手く行かないこともあるでしょう💦
そんな時は「介護うつ」になって自分がボロボロになる前に、介護サービスの利用を積極的に検討しましょう✏️
費用は確かに掛かるかもしれませんが、上手に介護サービスを活用することで、仕事や家事との両立をはかることが可能になるメリットが大きくあります。
介助者と要介護者のお互いがストレスを感じないためにも、そして終わりを迎えたときに後悔がないように在宅介護のあり方を日々考えることが大切ですね✨