発達障害児を持つ親に知って欲しい4つのこと

発達障害との共存

自分が発達障害(ADHDグレー)と発覚したのは大人になってからですが、今にして思えば子供の頃から心当たりのある節は数多くありました💦

注意力欠如、過集中、多動などなど・・・

そんなわたしを見て親はいつも
「もっとしっかりしなさい!」
「どうして、普通にできないの!!」

と叱っていました・・・

子供のわたしとしては、当然悪気があってやっているわけでもないし、時には死ぬ気で頑張っていることもあり、とても辛かったです😱

あの頃からもっとお互いが発達障害のことを知っていたら、きっと双方が上手くやれていたことでしょう・・・

そんな経験があるからこそ、この記事に発達障害児を持たれる親に伝えたいことを書き記します✏️

育児真っ只中の方の参考になれば幸いです☺️

★人並みって何ですか?

親であれば自分の子供が最低でも「”人並みに普通に”育って欲しい」というお気持ちがあるのは当然です!

人間は社会的動物なので、周りとちょっとでも違う人はいじめや仲間外れの対象になる可能性が高くなります(悲しいですね😵

だから、世の中で上手くやっていくには目立たないように「ふつう」を演じ続ける方が得とされているんですよね💦

でも「人並み」とか「普通」って何ですか?
と、時々でも自問して欲しいです🤔

多くの人に当てはまること=人並み・普通と考えますが、それらが正義とは限りません!

普通・人並みという言葉は、大衆を扇動する魔力だと思います…

「みんながやっているから・・・」という理由でただ周りに流されるだけでは、いずれ思考停止人間になってしまうリスクも含んでいるから・・・

確かに一般の人と発達障害者では社会的なズレがあるかもしれません💧

ですが本人にとっては、普段の言動が「ふつう」なんです。

例えるなら、国柄の違いに似ています!

日本の常識が世界で通用するかといえば、違いますよね💡

一般の方と発達障害者では常識とか「ふつう」の基準が異なっていて、それぞれが身を置いている世界が違うだけなんです!

十人十色という言葉があるように、性格や特性は人それぞれです☝️

「みんな〇〇なんだから、あなたもしっかりしなさい!」
発達障害を持つ当の本人にとって、この言葉はとても重荷になります

だから発達障害の方にとって、この「ふつう」を演じるのは並大抵のことではありません💦

それを無理に周りに合わせようとすると、当の本人は死ぬほど辛いのです😵

発達障害の人と一般の人は見ている世界や価値にズレがあることを理解して欲しいです。

★これでも頑張っているんです!

わたしは学習障害が少しあったのか、足し算や引き算は高学年になるまでできませんでした😅

走っても遅いし、周りと一緒にお遊戯をやるとワンテンポ遅れるし、言葉が上手く出てこなくて意志伝達に苦労するし💦

でも自分なりに努力して歳を重ねるごとに少しずつできることが増えてきました💪

走るタイムが縮んだり、自由研究を先生から褒められたり、クラスで一番最初にピアニカで曲が弾けるようになったり✨

前項でも触れましたが、発達障害を持つ者にとって、社会で上手くやって行こうとすることは超絶ハードモードなんです😵

他の人が簡単にできることでも、わたしにとってはマジで倒れるんじゃないかってくらい大変でした💦

ギフケン
ギフケン

まじでシンドイわ〜〜

だから発達障害児に対して、できないことに目を向けて叱るのではなく、できることに目を向けて愛情を込めてしっかり褒めてあげてください!

発達障害を持つ者自身も、周りと違うことに気づいていて、焦りやショックを感じています!

だからこそ結果だけを求めることはせず、日頃の過程や成長を大切にしてください☺️

それが当人にとっては自信につながり、色々なことに意欲的に挑戦できるようになります!

★親のせいではない!

自分の子供が発達障害児だからといって、自分を責めないでください!

発達障害は親のしつけによって起こるわけではなく、生まれつきの脳の機能障害です✏️

脳機能障害が起こる原因も、色々な要素の組み合わせで、遺伝によるモノなのかの特定には至っていません

また発達障害は脳の障害や考え方のクセであるために治りにくいとされています💦

子供や自分を責めて落ち込むのではなく、子供のことをしっかり観察し前向きに考えて頂きたいです。

・どんなことが好きなのか、嫌いなのか
・何が出来て、出来ないのか

観察や分析が進めば、自分の子供が他の人に遅れを取るようなことがあっても、焦らず冷静に受け止めることができようになります✨

★とにかく症状を調べて!

発達障害には様々なタイプがあります!

それぞれのタイプには特徴があり、対応を誤ると逆効果となる場合もあります🆖

なので、自分のお子さんがどのタイプに属するのかをまずはしっかり押さえましょう☝️

障害の特性を知ることで「うちの子の特性は〇〇だから、こういう言葉掛けがいいかな」など育児のヒントが見えてきます👀

以下に発達障害のタイプについて簡単にまとめておきます!

ASD

ASDとは「自閉スペクトラム症・自閉症スペクトラム障害」と呼ばれています。

<特徴>
・こだわりが強い
・相手の気持ちを読み取れない
・匂いや音に敏感or鈍感
・不器用

<困りごと>
・相手の話の真意を理解できない。
→言葉通りの意味で受け取るので、相手の真意が読めず相手を苛立ててしまう

<対応策>
・具体的な話で伝える/指示する。
・言葉だけでなく、絵や表情、仕草など組み合わせる。
・匂いや音の刺激が弱い環境にする

AHDH

<特徴>
・注意散漫/欠如
・多動的/衝動的

<困りごと>
・次から次へと注意が外れて、ものごとが完結しにくい。
・衝動的に動いてしまった結果、大きな失敗や怪我が起こりやすい。

<対策>
他の記事に触れていますので、ご参考まで

発達障害(ADHD)の方が感じる悩み
ここでは発達障害(ADHD)の方が直面するであろう悩みの種類をいくつか挙げております。 悩みに対する対処法は別記事(リンク先)に記載しておりますので、参考になれば幸いです♪

LD

学習障害のこと。

<特徴>
・読字障害
・書字障害
・算数障害

<困りごと>
上記は昔よく言われた”よみ・かき・そろばん”のことで、社会でやっていくためのベースとなる部分です。ここに障害があると、その先の人生で苦労が絶えません

<対策>
今ではLDの方に向けた学習教材が用意されているので、それを利用すると理解がすすむことでしょう!

★まとめ

発達障害児を持った際に親に知って欲しいことについて書きました✏️

人と違うからといって、自分や子供を責めることだけは止めてくださいね☺️

責めたところで何も進展はありません💧

子供の性格や障害の特性をしっかり押さえて、対応方法を考えていくことが双方にとってプラスになるハズです✨

この記事を通じて、障害との向き合い方を考えるキッカケになりますように🙏

タイトルとURLをコピーしました